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教員紹介

北條 崇:准教授

東京造形大学デザインマネージメント専攻卒業。現パナソニック電工株式会社に入社。住宅設備建材、高齢者向け商品、研究所開発テーマ等を担当。「エイジフリーシリーズ新カウンタータイプ」「デリカートミニタイプ」、「病院内自律搬送ロボットHOSPI」などを担当。2003 年よりitem-s design 主宰。伝統産業などのデザインを、単にスタイリングだけではなくモノづくりのあり方を考えてコンサルティングしている。2007 年アッシュコンセプトよりRoomBasket “Akanbe” を発売。

Q&A

今までどんな仕事をしてきましたか

企業の中では、主に洗面台やトイレなどの住宅設備機器をデザインしていました.
インテリアにも興味は無かったのですが、たまたま配属されて色々と勉強していく内に面白くなり、インテリアコーディネーターなどの資格も取得しました.
住宅設備機器は、一度取り付けられると何十年も使われ続けます.ですので変なデザインの主張をするのではなく、日常に置いても違和感がなく、それでいて美しいデザインを目指すようにしました.
また色々な素材、製法でデザインする必要があり、工場の人たちと相談しながら製品を作り込んでいくクセがつきました.素材や製法にはそれぞれ向き不向きがあり、それに沿ったデザインをすることで、より精度が高くコストも安い商品を作ることが可能になります.
企業で学んだことは、独立してからも生き続けていて、私のデザインをする上でのポイントになっています.

好きなデザイナーor作品をあげてください

尊敬するデザイナーとして、
ディーター=ラムス ブラウンの商品デザインを主に担当していたデザイナーです.モダンデザインを極めた人でです.シンプルな素っ気ないデザインですが、要素やバランスを吟味してデザインされていて、日本の茶室や庭園に通じる美学を感じます.
柳宗理 日本のプロダクトデザイナーです.この方のデザインプロセスは、とにかく模型を作って検討することで、手の感覚を非常に重視しています.商品のカーブの美しさはすばらしいものばかりです.
村野藤吾 関西で活躍した建築家です.様々な建築をしていますが、コストと建築としての表現とのバランスが良く、「無理のない」のに本当に美しい建築ばかり建てています.最近は老朽化で彼の建築が壊されているのが残念でなりません.

自分のデザインしたもので気に入っているものを教えて下さい

入社してすぐにデザインをした、男性用の小便器(商品名:センサーストール)です.入社したてであまり経験もありませんでしたが、自分なりにだしたアイディアを上司や先輩にフォローしてもらいながら、スケッチ→モデル→図面となんとかこなして商品化になりました.
従来の小便器にあった複雑な構造を省き、手入れのしやすさと作りやすさを兼ね備えたデザインは他社にも真似されて、今では小便器の標準的なデザインになっています.
おかげで、息の長い商品になっていて発売から10年以上経っても生産され続けています.

好きな本をあげて下さい

自分の仕事をつくる:デザイナーなど色々な仕事の現場に出向いて、仕事のしかたについてインタビューした本です.仕事というのは、単にお金を稼ぐだけではなく、自分というものと社会の接点をつくることだと思います.その接し方を考えさせられる本です.
情報の文明学:民族学者である梅棹忠夫さんの1960年代の文章をまとめた本です.その様な時代に書かれたにも関わらず現在の情報社会を的確に予言してその理想像を描いています.デザインに関しての言及もあり、深い洞察に驚きます.
女には向かない職業:P.D.ジェイムスという作家のイギリスの推理小説.若い女性がひょんなことから探偵事務所を継いで、殺人事件の犯人を捜してゆきます.力が無くそれを自覚している主人公がそれでも悪に立ち向かう勇気に元気づけられます.

好きな映画をあげて下さい

グランブルー:リック=ベッソン監督の潜水競技のスイマー達の物語.非常に美しい映像とストーリーです.
蜘蛛女のキス:美しくて悲しいお話ですが、劇映画としてのシナリオの巧みさにグイグイ引き込まれます.
マイクザウィザード:アニメーション監督が制作したB級映画.殆ど自主制作映画のノリで制作されているものですが、映画に対する愛情が隅々まで注がれています.作る人の気持ちが作品に表れていてとても好きな映画の一つです.

血液型と星座を教えて下さい

マイペースなB型、むこうみずな牡羊座.


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